古川 亜弥女

古川 亜弥女 43歳
会社員
空手歴7年5ヵ月
H25年2月 初段取得
※上記は全て平成25年現在です。

 私が空手を始めたきっかけは、とあるフルコンタクト空手の20回無料体験教室のチラシを見たことでした。その空手教室で3人の子供達を体験させることになり、私は保護者として見学をしていましたが、当時、人間関係のトラブルから人間不信に陥っていた私は人と深く関わるのが怖く、見学をしている間に他の保護者の方と話すのが苦痛でなりませんでした。そういったことから、いっそのこと子供達と一緒に体験している方が楽だとやったのが始まりでした。20回の体験が終わった時には、家族みんなが空手を好きになっていてこのまま続けたいと思い、主人も誘って一緒に入門しました。
 当時の私は空手と柔道の違いも知らず、スポーツを楽しむ感覚でいました。子供3人に何か習い事をさせるのに家族割引制度があり、手軽にできるという本当に軽い気持ちで、私たち家族5人は空手を始めたのでした。
一年間はそのフルコンタクト空手の道場にいましたが、その先生の空手に対する考え方が私たち夫婦の考えとは大きく異なることに気付き、空手自体を辞めてしまおうかとも思いました。でも、その頃すでに子供達は空手が大好きになっており、空手を辞めると言える状況ではありませんでした。そこでもっと良い道場を探そうということで子どもたちを納得させ、探しに探して出会ったのが岩崎先生でした。岩崎先生の物腰の柔らかさ、丁寧な対応、熱心な指導、家族5人全員一致でここだ!ということになり、門馬道場に入門することになりました。
 毎回の稽古は辛くて苦しい事が多かったのですが、子供達の頑張っている姿を見ると見られて恥ずかしいことはできない、親の頑張る姿を見て子供達にも更に頑張って欲しい、そんな思いで入門以来ずっと稽古をしてきました。それは主人も同じでした。家族みんながお互いに刺激し合い、ライバルとして、同志として、辛いことをみんなで乗り越え、喜びを分かち合い、家族として成長してきました。また、仲間と辛い稽古をし、大会に挑戦したり、道場行事に参加したり、色々な事を相談し話し合いながら関わりを持つうちに、私の人間不信も次第に薄れ、元の自分に戻っていきました。
 私自身、そして私たち家族が空手に出会えたこと、門馬師範、岩崎先生そして仲間に出逢えたこと、それは人生の宝物であり、空手が生活・人生の礎となり、家族をつなぐ絆となるかけがえのない財産です。
 この素晴らしい極真空手、門馬師範の教えをひとりでも多く人に伝えていきたいと思い、岩崎先生の下、指導の勉強をさせていただき稽古補助として指導に携わるようになりました。私は岩崎先生の補助として満足でしたし、やりがいも感じておりました。ところがある時、門馬師範が指導員に対して「みんな自分の責任道場を持たなくてはだめだ。自分で一から道場を起こし、人を増やし育てなさい。工夫して苦労してみれば、人を育てる、本当の意味が分かるから。」とおっしゃいました。
 道場を持つなんて夢にも思いませんでいたが、門馬道場の発展に少しでも貢献したいという気持ちと空手への恩返し、そして自分への新たな挑戦という思いで道場を持つ決意をしました。様々な方のご協力を頂き、現在3道場を開設し、約110名の門下生が集まってくれています。今、多くの方に集まって頂いて本当にうれしい限りですが、日々、どのように稽古するか、未熟な私が門馬師範や極真空手の教えをしっかりと伝えられるのか、悩み、失敗を繰り返しながら、武道教育に関わることの責任の重大さを改めて感じています。 
 これからは、極真の黒帯としても自覚を持ち、もっともっと自身の稽古を積み、日々研鑽をして地域・社会に貢献していきたいと思っております。
 最後になりましが、これまでご指導いただいた門馬師範、岩崎先生、諸先輩方、本当にありがとうございました。
また、ともに稽古し汗を流し支えてくれた仲間の皆さん、門下生の皆さん、ありがとうございました。
 そして、主婦であり3人の子供がいる身でありながら空手に没頭できる環境を作り、許してくれている主人と子どもたちに、同居している母に感謝します。
 また、今回の昇段審査に当たり、遠方より駆けつけてくださった奥田師範はじめ武颯会の諸先輩方、釘嶋師範はじめ釘嶋道場の諸先輩方、新津先生はじめ志優会の諸先輩方、橋本先生に心から御礼申し上げます。     
 ありがとうございました。 

                                                                    

押忍

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