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米本 亮

米本 亮 20歳
大学生
空手歴13年8ヵ月
H29年2月 初段取得
※上記は全て平成29年現在です。

 平成29年2月26日、昇段審査を経て黒帯になりました。
 門馬道場では、門馬智幸師範が道場のスローガンとして、「あきらめない心」を常々提唱しています。しかし、自分は黒帯になるまで何度もあきらめています。
 初めてあきらめたのは、小学4年生のころです。「道場の先輩が嫌で辞めます。」と指導員の先生に伝えました。すると他道場の先生が「環境を変えてもう1度やってみよう。」と、声を掛けて下さり、クラスを変えて復帰しました。
 2度目は中学2年生です。中学校の部活より空手の方が肌にあっていると感じ、部活を辞め空手一本に絞りました。自信満々で望んだ福島県大会。1回戦で見事に一学年下の子に負け、「稽古やったって意味ないじゃん」と、駄々を捏ねておりました。愚図っている姿を見かねた同級生が、「勝って驕らず、負けて腐っちゃダメだよ。」と、声を掛けてくれ、また頑張ってみようと思い、稽古に励みました。
 3度目は、高校生3年生です。三連覇のかかった福島県大会で負けてしまったにも関わらず、師範から「昇段審査を受けてみないか?」と声を掛けて頂き、自身も受ける気満々でした。しかし、大学受験の時期と重なってしまい、道場からも遠ざかり、昇段審査は断念しました。一度断ってしまったので、もう二度と機会はないと思いましたが、進路も決まり、復帰してからは空手にのめり込みました。世界大会から2週間後に再び黒帯の話しを頂き、審査を受けることとなりました。審査まで3週間と短い期間でしたが、一次審査をパスし、二次審査で行った10人組手は想像を絶する過酷さでした。5人目の折り返しからは、何度も動きを止めて休んでしまおうと考えました。しかし会場の門下生から、「あきらめるな」、「後悔するぞ」と、沢山の声援を受け、体が再び動き出しました。
 自分の空手人生は、何度もあきらめました。審査会を通じて仲間の偉大さ、苦しくてもあきらめないで物事をやり遂げる大切さを改めて感じました。
 門馬道場の黒帯は、100人に1人と東大の入試倍率よりも高く、難しいです。それだけ厳しい修行を乗り越え、なおかつ人間性も優れていなくてはいけません。自分はまだまだ若く、皆様の目に余るものがあると思いますが、自分もその一員として、自覚と責任ある行動をできるように努力を続けていきたいです。もし忘れそうな時は、必死の思いで審査を受けた黒帯を眺め、自身を見つめ直していきたいです。
 社会経験もなく、まだまだ未熟者ではありますが、門馬智幸師範、井上賢二先生、門馬道場の諸先輩方、門下生の皆様、保護者の皆様、これからも変わらぬ、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

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