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大住 柊太

大住 柊太(15歳)
高校生
空手歴10年5ヵ月
平成27年4月初段取得
※上記は全て平成27年現在です。

 言葉もうまく話せない、理解もできない頃に姉の稽古を見学していた自分。早く空手を習いたいと母にせがんだと良く聞くのですが、そのことは全く覚えが無く・・・気づいたら入門していました。それが10年以上前。
 入門したての頃は真剣さも、落ち着きも無く注意され正座ばかりしていたことを強く覚えています。だからいつも周りの仲間は大会にでると入賞し、トロフィーを持ち帰ってくるのに自分は記念撮影もできず見ているだけでした。でもだんだんと強くなりたい気持ちが出てきて、真剣に稽古をするようになった頃から正座もさせられなくなり、少しずつですが入賞もできるようになってきました。そうなると嬉しくてもっと!もっと!と稽古に励むようになり、いつからか黒帯を取る事が大きな夢になっていました。だから門馬師範から「お前は黒帯がほしいのか?」と言ってもらえた時には嬉しさですぐに「押忍、欲しいです」と返事をしていました。しかし良く考えると嬉しさの反面、不安な気持ちもあり、自分が昇段審査を受けていいのか悩んだりもしました。でも受けさせてもらえるなら必死で稽古をして合格をしたい!と思い、そこから今まで以上にハードな稽古が始まりました。
 私は高校受験一期試験というものに落ちてしまったので、昇段審査後に控えた受験への不安もあったのですが、仲間と一緒に黒帯が絶対欲しいという気持ちもありましたし、師範がいつも言っている「何かがあるからこれができないとあきらめるな」と言う言葉を思い出し、絶対どっちも合格してやると言う思いで頑張りました。
 審査会当日は大会以上の緊張でご飯も食べられなかったのを覚えています。10人組手の前の補強審査ではあんなに稽古してきたのにいつもより疲れがひどく心と体がボロボロになった気がします。この体で10人組手なんかできるのかという焦りもでました。1人、2人と何とか頑張ってきましたが、9人目では腹に突きがもろに入り倒れそうになりました。でも倒れたら審査はそこで終わりなので死ぬ気でその痛みに耐えました。そして10人組手を達成することができ本当に嬉しかったです。遠いところから審査に来て下さった師範先生方、本当に感謝しています。ありがとうございました。
 黒帯をいただいた日は嬉しくて親にも触らせたくない思いでいっぱいでした。やっと極真空手のスタート地点に立つこともできました。でもこの黒帯には何の価値もないと言われています。何年かかるかわかりませんが、少しずつ価値ある黒帯にしていきたいです。
 これまでにたくさんの大会に出場してきましたが、大会の緊張にはなれず怖いし、逃げ出したくなる時が何度もありました。そしてたくさんの挫折も味わいました・・・。でもその緊張や恐怖、挫折があったからこそ少しずつですが自分は強くなれました。また一緒に黒帯を目指しいつも隣にいてくれた統河君、ずっと目標としてきた新先輩、そして仲間達がいてくれたから空手も大好きになれたと思っています。私はまだ一度も空手をやめたいと考えたことがありません。これからもないと思いますが、ずっとずっと門馬道場の仲間達と空手を通して成長していきたいと思います。色々な方の支えがあったから今の私がいます。私を成長させてくれた門馬師範、指導員の方々、保護者の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。私を応援してくれている方々の期待を裏切らないようにこれからの稽古に精進していきたいと思います。

                                                                    

押忍

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